高校生まちづくりワークショップからの町長へのプレゼンテーション
こんにちは。企画財政課の土屋です。
実業家の前澤友作さんから「ふるさと納税」として御代田町に寄せられた500万円の活用方法について、町内に暮らす高校生の有志で集まった「高校生まちづくりワークショップ」で検討を重ねてきてました。
そして、提案内容が固まったことから1月23日に町長へのプレゼンテーションを行いました。
高校生からいただいた提案は、次の二つです。
【提案①】龍神の杜公園「バスケットゴールの設置」
龍神の杜公園は町の中心部にあり、訪れる方も多いとても人気の公園だが、小さな子供向けの遊具しかなく、中高生が体を動かして遊ぶことが難しい。また、スマートフォンの普及やコロナ禍ということもあり、家に閉じこもりがちな中高生も多くいる。
このような問題意識から、「バスケットゴールを設置することで、中高生が公園に集い、思いっきり体を動かして遊ぶことができるのではないか」という提案です。
【提案②】中山道小田井宿のカーブ「ドットラインの設置」
千葉県八街市の通学路上で発生した交通事故をきっかけに通学路の安全管理が改めて注目されている。御代田町でも対策が必要な箇所として、10か所が指定され対策が進められているが、その他にも、日頃の通学時などに危険を感じる場所がある。
このような問題意識から、「ドットラインを設置することで、車両の速度抑制を図り、車両も人もみんなが安心して通行できるようになるのではないか
」という提案です。
ちなみにドットラインとは・・・
道路の外側線の内側に点線を引くことで、幅員が実際より狭く錯覚させる道路標示です。
町長からのコメント
この二つの提案に対して、町長からは「高校生からの提案の趣旨を大切にし、実現に向けて役場で検討を進めていく。」とコメントがありました。
町長の高校生まちづくりワークショップや提案に対する思いはこちらから
担当職員としての感想
今回参加していただいたメンバーは、それぞれ勉強や部活、生徒会など学校活動も忙しいなか、都合をつけて毎月のワークショップに参加してくれました。また、「500万円をどうしたらまちづくりのために有効活用できるのか」という難しいテーマについて、真剣に考えて、議論を重ねながら自分たちの提案をまとめてくれました。そして、メディアの方も多く集まるなかで、とても立派なプレゼンをしてくれました。
御代田町には、高校がありません。
そのため、中学を卒業すると町外の高校に進学するため、町との接点が少なくなってしまいます。
そんな高校生に「まちづくりに関心を持ってもらいたい」という思いで始めた今回のプロジェクト。
参加してくれたメンバーから
「御代田のまちづくりについて考える貴重な体験ができた、とても遣り甲斐を感じた」と、言ってもらえたことも大変うれしく思いました。
今後もこのような取り組みを続けていきたいと思いました。