【防災・減災】浅間山の噴火に備える~浅間山直轄火山砂防事業について~
皆さまこんにちは。総務課情報防災係です。今回は、国で実施している浅間山直轄火山砂防事業についてご紹介させていただきます。
浅間山は、国内の火山の中でも非常に活動的な火山です。
国では噴火に備えて、融雪型火山泥流(※)や噴火後の土石流による社会的・経済的な被害をできる限り軽減するため、砂防えん堤などを整備する事業を実施しています。
※融雪型火山泥流とは
○積雪期に火砕流が発生すると、その熱によって火口周辺の雪が解け、渓流沿いの土砂や樹木と一緒に泥水となって斜面を高速で流れ下ります。
○速さは時速約60キロメートルにも達すると言われ、当町が関係する渓流では、15分程で別荘地や住宅地に到達する可能性があります。破壊力が大きく、広範囲に氾濫しやすいため、大きな被害が発生します。
【御代田町拡大版】↓
【浅間山直轄火山砂防事業の内容】
○総事業費約250億円(浅間山全体)
○事業期間 平成24年~令和8年(予定)
御代田町に関係する事業としては、「濁川」「船ヶ沢東」「船ヶ沢西」の3カ所で砂防えん堤等が設置される予定となっています。
【濁川砂防えん堤工事の様子】↓
なお、国土交通省では工事現場見学会も不定期で、開催しています。今後の開催は未定ですが、決まり次第、町の広報紙等でお知らせできればと考えています(写真は令和元年度に行われた見学会のものです)。
国で実施している工事の情報などは国土交通省 利根川水系砂防事務所ホームページからご確認ください。
浅間山は噴火警戒レベル1「活火山であることに留意」(令和3年9月21日時点)ですが、改めて、積雪期に注意すべき融雪型火山泥流について知識を身に付け、万が一に備えましょう。
火山防災に関する詳細は、「浅間山火山防災マップ」に掲載しています。被害が及ぶ範囲の確認や、火山現象に関する情報を確認いただき、避難の参考にしてください。「浅間山火山防災マップ」がお手元にない場合は、総務課情報防災係(役場2階14番窓口)までお越しください。町ホームページからも確認することができます。